顔やせと脂肪吸引
ハイパーインフレート法は、吸引前に局所麻酔薬を薄めた生理食塩水を皮下脂肪層に注入し、脂肪細胞をふやかし、鎮痛作用を効かせながら脂肪細胞を吸引する一般的な方法だ。また、術後の凸凹も抑えられる。
チューメセント法をさらに進化させたのがハイパーインフレート法ということも出来る。この方法によってカニューレの操作が容易になり、出血を抑えながら大量の脂肪を吸引できるようになった。
チューメセント(Tumescent)とは「ふくれた」という意味の英語だ。
肩甲骨の下の脂肪吸引は、下着に隠れるポイントから行う。このあたりの脂肪を吸引することで、ブラウスなど薄手のシャツを着たときに下着の締め付けによる脂肪の気になる盛り上がりがなくなり、すっきりとした印象になる。
肩甲骨の下あたりは脂肪の付きやすい部位だ。
脂肪吸引の原理は今から25年ぐらい前から行われている。更に歴史的に脂肪吸引は進歩を遂げ、1980年代に入り取りムラをなくし皮膚表面の凹凸を極力減らすために、相対する複数部位の切開部より吸引を行なう「Criss Cross(クリスクロス)法」が開発された。
1992年Zocchiは超音波を利用する『Ultrasonic Liposuction』を発表、吸引前に超音波により脂肪細胞を破壊することにより吸引効果を高めた。これは小さな皮膚の切開口(約3〜5mm)から広範な皮下脂肪を吸引除去する方法だ。
1990年代に入り、Kleinはエピネフリン入り局所麻酔薬を薄めて大量に術前に吸引部に散布する『Tumescent(チューメセント)法』を発表した。1977年Illouzが始めたカニューラ吸引法が現在の主流だ。
Illouzは更に血管、神経の損傷を避け、滑らかに更に出血量をおさえて広範に脂肪吸引を行えるよう『Wet Method』という方法を開発した。これが現在の体外式超音波法の基礎になっている。
ダイエットが体重を減らすことに重点を置いているのに対し、脂肪吸引はボディラインを整えることに重点をおいている。また、無理なダイエットはリバウンドを引き起こしやすいといわれている。
脂肪吸引では、たとえ残っている脂肪細胞が大きくなったとしても、脂肪細胞の数が減少しているので、リバウンドの心配もほとんど無い。
脂肪吸引であれば、気になるところの余分な脂肪だけを直接取り除くので、簡単に部分痩せが可能になる。
ダイエットでは、痩せる為に食事制限・運動など肉体的にも精神的にも苦痛を伴う上、希望の体重まで落とすのに時間もかかり、気になる部分だけをスリムにしようとしてもなかなか上手くいかない。
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